審判委員会より当協会の審判員である佐田明美氏を「Softbank ウインターカップ2018 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」に派遣を行いましたので、報告致します。
大会名
Softbank ウインターカップ2018 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会
開催地
武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)
日時
平成30年12月23日~12月24日
担当ゲーム
富岡東(徳島県)vs市立山形商業(山形県) ※女子1回戦
相手審判
CC:佐田明美/U1:山口勝真(長崎県・次期S級)/U2:松永航平(東京都B級)
ミーティング内容(田久保氏・東京都S級)
- ファウルに関しては難しいものはなく、鳴っているものには違和感がない。
- 誰がプライマリーなのか、相手エリアで明らかなものは鳴らさない、もしくは遅れて鳴らす、鳴らしても相手に任せる。
- アウトオブバウンズは選手が答えを持っている。プライマリーのRefereeが責任を持つ。答えを持っているRefereeが寄って訂正したり、ヘルプをはっきりしてあげてよい場面があった。
- ショットクロックを管理するのはトレイルの仕事。オポジットではない。プレゲームカンファレンスで確認しておくべき。
担当ゲーム
知中央(滋賀県)vs近江兄弟社(滋賀県) ※女子2回戦
相手審判
CC:長尾繁徳(東京都A級)/U1:佐田明美/U2:山口憲明(福岡県A級)
ミーティング内容(主任:前田氏)
- ローテーションのフェーズを確認する。ミッドレーンにボールがあるときはクローズダウン、センターサイドにボールがポーズしたらローテーション。ローテーションの途中でパスバック、ショット、ドライブが起こり、バックペダルを踏むことができれば躊躇なくローテーションできる。5秒以下になるまでは何度ローテーションしても良い。
- ローテーションの最中に体の向きを変えてバックペダルをしない。体の向きを変えるのは、セットアップポジション、あるいはクローズダウンのポジションに到達したとき。
- 攻防が変わり、Newリード、センターに入るときはコートから目を離さない。
- バックコートに2組以上いるのに、センターは気にしていない。(合計4人いるとき)
- ピリオド終了にクロックを握るRefereeがはっきりと示す。手首を指さなくてもよい。チームFoulも2More,NextBounusでなくても合図はもちろんだが、1本目から把握しておく。
- 3人がクルーとしてメカを遂行できていればロングディスタンスのクロスコールをしなくて済む。
- Active Mind Set,Distance,Stationery
- タイムインはチョップイン。
- 次のゲームから変えられるものは確実に変えていく。
今大会に参加しての感想など
全国大会でのクルーチーフをさせていただいたことは良い経験でした。が、CC,U1,U2に関係なくクルーチーフメンタリティーを持つことの大切さを実感した2回戦でした。どうしてもU1,U2になったとき、後の2人に頼る癖がついてしまっています。スキルだけでなく、上級としてのメンタリティな部分も鍛えなければならない、また、TV放映されている以上は全国の公認審判がA級としての立ち居振る舞いを見ていることを意識しなければいけないと指摘されました。
前田先生からトレンドな情報を得ることができたので、県内でも還流していかなくてはならないと考えています。今回派遣してくださった大分県協会の多くの皆様に感謝し、報告といたします。(報告者:佐田 明美)