審判派遣報告について

審判委員会より当協会の審判員である樋口 俊司氏を「第73回全日本大学バスケットボール選手権大会」に派遣を行いましたので、報告致します。

大会名

第73回全日本大学バスケットボール選手権大会

開催地

東京都(大田区総合体育館ほか)

開催期日

令和3年12月6日(土)

担当ゲーム(女子1回戦)

筑波大学(関東ブロック3位) VS 松山大学(四国ブロック1位)

相手審判

CC:藤本梨沙(神奈川県:A級) U1:樋口俊司(大分県:A級) U2:佐久間奈々(岐阜県:A級) IR:なし

今大会に参加しての感想など

 コロナウィルスの感染が小康状態でありましたが、開催地が東京都ということで、体調の管理については帰宅後も不安でした。特に風邪ひいてるわけでもなく、薬や栄養ドリンクを所用するなど、大会を挟んでの数週間は体調面にも気を使うことが多く、いつもの派遣よりも精神的に疲れました。
 事前にクルーとは連絡をとりあっていたため、初のクルーでしたが、スムーズにコミュニケーションをとることができました。PGCでは点差が開くゲームというものを予想しつつ、しっかりと問題なくゲームを終わらせることを確認しましたが、終了後の自己反省としてもゲームに触れる機会が少なく、メンタルの調整について、ゲームを求めていく積極性が必要だなと反省したところです。
 ゲームは点差が大きく開く展開となりましたが、選手が集中力を切らすことなく、プレーしてくれたことに感謝しつつも、自分を含めてクルーとしてゲームの基準を示すことができなかったのは大きな反省として残りました。今後の課題にしたいと考えています。
 今回のインカレを通じて非常に感じたのは、選手のコンタクトに対する認識で、多少のコンタクトに負けないプレーが当然になってきていました。今後の自分のレフリングにつなげていきたいと思います。
 トラベリングについては、「だれがみても、明らかな」ケースを取り上げるような指導を受けますが、映像で見返すことを意識し、より精度を高めていく必要があることは改めて県内でも訴えていきたいと思います。
 最後に、平日開催に加えコロナ渦という条件の中、家庭と職場に相談をしながらの今回の派遣になりました。残念ながら1日しか参加できませんでしたが、主催者側のご配慮に頭が下がる思いでしたし、参加した審判員各自で密にならない工夫を行い、この大会を無事に終わらせるように皆が一つになっているようにも見えました。次回は、より周囲に配慮できる形で調整し、2日間の参加ができるようにしたいと考えています。今回の派遣にあたり、県協会関係者だけでなく、多くの方のご支援を賜りました。本当にありがとうございます。少しでも還元できるように、研鑽を積んでまいりますので、今後ともご指導よろしくお願いいたします。