審判派遣報告について

審判委員会より当協会の審判員である樋口 俊司氏を「第4回全日本社会人バスケットボール選手権大会」に派遣を行いましたので、報告致します。

大会名

第4回全日本社会人バスケットボール選手権大会

開催地

栃木県宇都宮市(日環アリーナ栃木)

開催期日

令和4年3月4日(金)~令和4年3月6日(日)

担当ゲーム(男子1回戦)

WEST(四国ブロック1位) VS BLUE DEVILS(近畿ブロック6位)

相手審判

CC:山崎敬次郎(千葉県:A級) U1:樋口俊司(大分県:A級) U2: 佐々木尚人(岩手県:A級)
IR:大山賢史(栃木県)

担当ゲーム(女子2回戦)

滋賀教員(近畿ブロック3位) VS 甲府RESISTANCE(関東ブロック5位)

相手審判

CC:樋口俊司(大分県:A級) U1:加藤彩華(富山県:B級) U2:土屋友由(埼玉県:B級)
IR:真栄喜工(埼玉県)

今大会に参加しての感想など

 コロナ渦でありましたが、宇都宮BREX本拠地でもある宇都宮市では、バスケットボールの街として盛り上げている様子が見受けられ、加えて2023年度栃木国体が開催されることもあり、本大会のことも宇都宮駅で取り上げられるなど注目度は低くない大会として感じました。今回、会場となった日環アリーナ栃木は、本国体用に整備された体育館でメインコート4面・サブ2面、控室となる会議室も数多くある大きな体育館が使用されました。
 こういった新しい施設では、市街地から離れたところに立地しているため、会場までのアクセスがまだ整備されないこともあり、タクシーでの移動を余儀なくされることが多かったのですが、タクシーを捕まえることが難しいことも多々あり、今後、全国大会に参加する場合は移動手段の確保は大切なことであると反省しました。
 また新しい施設では器具も最新型のものが整っているのですが、当然TOで協力してくださる方々も扱ったことがない場合も多く、今大会を迎えるにあたり、TOの協力者への講習はかなりの時間を使ったと伺いました。レフリーをする前に事前にそのような状況を把握しておくことも大切なことだなと痛感したところです。
 PGCは初日のゲームは、大会前にZOOMを使いCC中心に行いました。私がCCを務めた2日目は第1ゲームということもあり、翌日行いましたが、初日の夜に行うクルーもいたようで、ブロック大会でも場合によってはそのようなスケジュールを組むように頭に入れておく必要があると思いました。
 大会を通じていただいた反省として、PaintArea内のcontactに対しLの判定を増やしていくようにすることを指導をいただきました。昨今の3POメカニクスではLの自由度が低く、アングルを取りづらいことからも、irregal contactに対しT,Cからの笛が多く、ゲーム全体の違和感につながり、ひいてはレフリーの信用度も低下することにもなります。私の映像を振り返ってもセットアップポジションで立ち止まって判定することが多く見受けられ、今後高いレベルを担当していくにはよりよい位置を求める努力が必要だと感じました。
 最後に、開催期間中の栃木県はまん延防止適用中という条件でしたので、またしても家庭と職場に相談をしながらの今回の派遣になりましたが、周囲の方々の理解と主催者側からいただいた大きな配慮については感謝の言葉しかありません。新年度にはU18南九州大会本選もありますので、個人としても審判委員会としても大会成功に結びつけることができるように、できることをやっていこうと思います。派遣にあたり、県協会ならびに関係者の皆様には厚くお礼申し上げ結びとさせていただきます。