審判委員会より当協会の審判員である穴見 健吾氏を「京王 Jr.ウインターカップ2023-2024」に派遣を行いましたので、報告致します。
大会名
京王 Jr.ウインターカップ2023-2024
開催地
東京都調布市、武蔵野の森 総合スポーツプラザ
日時
令和6年1月4日(木)~6日(土)
担当ゲーム 1
1回戦: adorare(和歌山)vsTOYANO GOLDEN G.O.A.T. T.(新潟)
クルー
CC:桑本 大貴(鳥取)/U1:根本 優(千葉)/U2:穴見 健吾
Pre-Game Conference
- シンプルなプレーコーリング
- プライマリが責任を持ってコールする
- レフリーディフェンス
- コフィンコーナーでのダブルチームが起こった際はリードがセンターを押し上げる
- 初めてのクルーだからこそ、ベーシックなメカニクスを意識する
Post-Game Conference(クルーミーティング)IR:六角 亜沙美
- 初めてのクルー同士だったが、ベーシックなメカニクスを実践することができていた。
- アイコンタクトを常に取れており、フリースローやタイマー管理でのミスがなかった。
- プライマリが責任をもってコールすることができていた。
- 後半になり、両チームともインサイドでのポストプレーが多くなった。前半までのローテーションのタイミングを変更するなど、柔軟な対応があるとさらに良かったのでは。
担当ゲーム 2
2回戦: 佐賀バルーナーズU15(佐賀)vs茨城ボンズ(茨城)
クルー
CC:豊島 浩章(東京)/U1:高橋 信幸(東京)/U2:穴見 健吾
Pre-Game Conference
- 茨城の203cmの選手に対する佐賀の守り方。手の使い方や体の当て方をよく見る
- 安易にローテーションせず、何を見るのかをはっきりさせる
- アイコンタクト→フリースローの本数、EOQ、EOGなど必ず確認
- タイムアウトの請求→時間通りにコートへ
Post-Game Conference(クルーミーティング)IR:須藤 れい
- クルー同士の雰囲気が良い。アイコンタクトを常に取れており、処置ミスがなかった。
- 鳴るべきところで笛が入っており、競った試合展開だったが、選手もプレーに集中して 取り組んでいる様子があった。
- コーチとのコミュニケーション・・・何があったのかを、明確かつ簡潔に伝える
担当ゲーム 3
3回戦:樟蔭中学校(大阪)vsGOLD PHOENIX(長野)
クルー
CC:六角 亜沙美(東京)/U1:久保 理恵(香川)/U2:穴見 健吾
Pre-Game Conference
- チームスカウティング・・・得点源の選手は誰か、チーム戦術はどのようなものか
- プライマリの理解。デュアルで鳴ったときは必ずアイコンタクト
- コフィンコーナーでのダブルチームが起こった際の動きの確認
Post-Game Conference(クルーミーティング)IR:東條 輝正
- 鳴るべきところで笛が入っており、良い意味で審判の出番の少ない試合展開となった。
- クルー同士の連携がよく取れていた。
- トラベリングについて。明らかなものを取り上げていく。シンプルに歩いてしまったのか、接触による ものなのかを見きわめる。競った試合展開だからこそ、シンプルなプレーコーリングを。
今大会に参加しての感想など
初めての全国派遣となった今大会で3試合の割当を頂き、大きな経験となりました。
ローテーションについて、ボールサイド2が基本ではありますが、安易にリードが動くのではなく、何を見に行くのか、なぜローテーションするのか、自分の考えをしっかりともつことで、よりシンプルなプレーコーリングが可能になることと、また事前にそれをクルー同士で確認しておくことの大切さが分かりました。
チーム戦術の理解について、チームがどのようなねらいでプレーしているのか、クルー同士で確認しあうことで、クルーとしての連携がより深まっていくことも感じました。
また、日頃、意識が抜けがちな部分、例えばタイムアウトでは、再開方法、スローインプレイヤーが動けるのか動けないのか、時間通りにコートに選手を戻すことなど、細かなところにこだわって、クルー同士の協力やチームへの声かけをおこなっていくことの大切さを改めて認識しました。
今回の派遣に際しまして、大分県バスケットボール協会の関係者の皆様をはじめ、職場、家族の理解と応援をいただきました。心よりお礼申し上げます。