審判委員会より当協会の審判員である千原 翔太氏を「第39回全九州中学校バスケットボール春季選手権大会宮崎大会」に派遣を行いましたので、報告致します。
大会名
第39回全九州中学校バスケットボール春季選手権大会宮崎大会
開催地
宮崎県体育館 宮崎市総合体育館
開催期日
平成31年3月2日(土),3日(日)
担当ゲーム
三股(宮崎県1位)VS 緑丘(鹿児島県2位)
相手審判
CC:仲松みのり(沖縄県)/U1:末信優華(福岡県)/U2:千原翔太
ミーティング内容
- オールコートのデフェンスはPGCで打ち合わせて通り、素早く対応することができた。
- チェックイン、チェックアウトの確認ができておらず、重要性を再認識した。
- コーチとのコミュニケーションを図り、円滑な進行が行えた。
担当ゲーム
二島(福岡県1位)VS 三重(長崎県1位)
相手審判
CC:小川 隆三(宮崎県)/U1:岩田 南美子(宮崎県)/U2:千原翔太
ミーティング内容
- PGCやゲーム中のクルーの情報共有で選手の心理や試合状況の分析までしており、局面局面でプライマリーの役割を明確にできた。
- プライマリーエリアなのかプライマリーアングルなのか、しっかりと見定めることが必要(レイトコールを使う)
担当ゲーム
日野(長崎県1位)中村三陽(福岡県2位)
相手審判
CC:川島 司(宮崎県)/U1:佐多 裕樹(宮崎県)/U2:千原 翔太
ミーティング内容
- ローテーションが乱れたことにより、吹きにくくなるケースがあり3POのメカニクスのベーシックを徹底しなくてはならない。
- ウィーブやインサイドピックなどの戦術を多用しており、ボールがミッドラインを超えた場合であっても素早く折り返すケースがあったが、そのような場合でもベーシックなメカニクスで対応すべきである。
今大会に参加しての感想など
今大会では女子2試合・男子1試合を担当させていただきました。その中で主に2点感じました。
1つ目は3POのメカニクスの徹底です。3試合通じてローテーションやメカニクスが崩れた時に見極め切れないプレイが多いということを感じました。今後は更にメカニクスやそのポジションをなぜ取るのかということにこだわりを持ち研究と実践を繰り返しより良い判定に繋げていきたいです。
2つ目として、コミュニケーションの大切さです。上級大会へ初めて参加する生徒も多く選手の心理状態も通常とは異なる状態にあります。そのような中で、アクシデントやレアケースを予測し、ゲーム運営をしなくてはならない点に気づけました。生徒が目標とした舞台で全力を発揮できるよう、心理的・戦術的変化をいち早く気づき、クルー・選手・ベンチとコミュニケーションを取ることが必要と感じました。この点でも研究を重ねていきたいと思います。
最後になりましたが、ICTの活用など新たな取り組みや心のこもった運営にご尽力いただいた宮崎県バスケットボール協会の皆様と派遣いただいた大分県バスケットボール協会並びに審判委員会の皆さまに感謝し、報告といたします。(報告者:千原 翔太)