審判委員会より当協会の審判員である佐田 明美氏を「令和4年度第75回九州高等学校体育大会バスケットボール競技大会」に派遣を行いましたので、報告致します。
大会名
令和4年度第75回九州高等学校体育大会バスケットボール競技大会
開催地
宮崎市総合体育館 早水体育文化センター
開催期日
令和4年 6月17日(金)~20日(月)
担当ゲーム1(女子1回戦)
KBC未来(沖縄県2位) vs 鹿児島(鹿児島県1位)
相手審判
CC:佐田 U1:笠 真人(宮崎県B級) U2:田中 美津子(宮崎県B級)
Pre-Game Conference
- 初めて吹く3人なので、CCメンタリティありき、アイコンタクト、コミュニケーションを取る。
- チームにとっても久しぶりの上級大会、TOも慣れないことだらけなので、すべて協力する。
- 処置ミスをしないためにもベーシックなメカニクスを実践する。
- プレイとプレイヤーが重ならないポジションアジャストを➡「見えない」をつくらない
- プレイコーリングガイドライン。ファウルの成立する条件。①事実 ②責任 ③影響
- シリンダーの概念、明らかなトラベリング。(映像確認)
- インテグリティ
- チーム情報(映像確認)
Post-Game Conference(IR:金岩氏(佐賀県A級))
- 3人でアイコンタクトを取りながら、協力して進められていた。
- 1,2Qに明らかなトラベリングがあったものを取り上げられていない。
- オールコートでのDFプレッシャーがあった場面でのセンターレフリーの位置取りと協力。それぞれの場面で3人の位置取りに差があるので、2人でプレイを捉えられていない場面があった。
バックコートフリースローラインンの延長線上でトレイルレフリーを助ける場面。
どこで何を見るべきなのかを意識する。レフリーの位置はプレイヤーの位置や動きによって決まる。 - 誰が取り上げるべきファウルだったのか。プライマリーのレフリーが取り上げられるのがベスト。
- テクニカルファウルの場面での協力。コーリングレフリー以外で、次の準備をする。フリースローシューターの確認、スローイン再開の位置等。➡この経験を次に生かせるようにする。
担当ゲーム2(女子シード決定戦)
相手審判
CC:佐田 U1:樋口 俊司(大分県A級) U2:西崎 拓哉(福岡県A級)
同県となったため、実施せず
今大会に参加しての感想など
昨年、一昨年と新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、3年ぶりの実施となったブロック大会でした。高校生3年生の選手にとっては2年間、九州大会が実施されていないため最初で最後の九州大会が無事に終了したことにひと安心もしました。感染症対策を行いながら、観客が入った体育館で大会が実施されたことを純粋に嬉しく思い、その大会に審判として参加させていただいたことへの感謝、大分県代表チームとして男子の柳ヶ浦高校が最終日まで勝ち残りシード決定戦を制したことへの感動、大会を開催してくださった全ての関係者の方々へ敬意、とても貴重な大会に参加できたことを幸せに感じています。
久しぶりに他県の審判の方、初めて吹く方とどのようにコミュニケーションを取っていくか、クルーチーフとしてどのようにクルーと協力して試合を進めていくか、コーチとのコミュニケーションを取っていくか等が課題として残りました。
南九州4県対抗と昨年の九州中学の大会を除けば、九州の審判の方々とも久しぶりにお会いすることができました。他県の上級審判(A級、S級)の方々のレフリングを見ることによって、ポジションアジャストや間の取り方など、見て学んだことを県内にも還流し、互いに研鑽を積んでいきたいと思います。
今回、派遣していただいた大分県協会、大会を開催していただいた宮崎県協会、関係してくださったすべての方々へ感謝し、報告とさせていただきます。