審判委員会より当協会の審判員である福田 彬宏氏を「第49回全九州高等学校バスケットボール春季選手権大会」に派遣を行いましたので、報告致します。
大会名
第49回全九州高等学校バスケットボール春季選手権大会
開催地
- 福岡市総合体育館
- 修猷館高等学校体育館
- 福岡女子高等学校体育館
開催期日
平成31年3月23日(土)~3月24日(日)
担当ゲーム Bパート1回戦
前原(沖縄県3位)vs 佐賀商業(佐賀県4位)
相手審判
CC:武田 隆博(福岡県)/U:福田 彬宏
ミーティング内容
- ゲーム中に常にアイコンタクトを取れていたため,アウトオブバウンズのヘルプ等連携を取ってミスなく適切なジャッジができた。
- ファーストブレイクではリードがボールサイドのときにトレイルがロール・切り替えしに対してフォローできたのでよかった。
- 猫背だとどうしても自信がなさそうに見えるので,TOレポートをはじめ各種ジェスチャーは胸を張るとともに姿勢を意識したほうが良い。
- DEFが前からプレッシャーかけそうであるなどのゲームの流れの予測はできていたが,スティールを狙った飛び出しやOFFのフラッシュなど瞬間的な予測をもっとするべきである。
担当ゲーム Bパート2回戦
長崎商業(長崎県4位)vs 中村学園女(福岡県4位)
相手審判
CC:籾井 宏一(佐賀県)/U:福田 彬宏
ミーティング内容
- 序盤のテンポ設定はうまくいったが,中盤にキープレイヤーにファールがかさみフラストレーションを溜めていた。バランスを考え必要に応じて声掛けをすべき。
- 両チームセンターがOFFの中心だったので,ペイントエリア,特にオーバータイムついて二人で協力してケアするべきだった。
- プライマリーエリアを意識する。セカンダリーのときは我慢をし,パートナーがどうしても鳴らないときに遅れて鳴らすようにする。
今大会に参加しての感想など
今回初めて上級大会に派遣させていただき,改めて九州地区のレベルの高さを肌で感じるとともに,自身の審判技術を向上させ県内大会から刺激のある雰囲気を作らなければならないということを実感しました。今大会はトーナメント方式であるため,“遠方から来ていても自分が審判をして負けたチームはその試合で終了してしまう”という責任感をもって大会に臨みました。以前Aコーチとして九州大会に参加したとき,審判に吹かれたファールはその後の反省材料として自チームの練習に活かしていたため,今回は審判としてチームや選手にゲームを通じて少しでも成長のきっかけを作ることができればと思っていました。
今大会で担当させていただいたゲームは判定として難しいケースはありませんでしたが,だからこそ原点に立ち返り基本に忠実に,細かいところまで配慮しなければならないと感じました。今まで課題であったトレイルでのアングル確保も体の向きやクロスステップを踏むことで改善が図ることができました。一方,大会を終えて振り返ってみるとレフリーディフェンスができていない点や,プライマリーを犯してのコールなど反省点も多く見つかりました。今後はゲーム数を重ねて課題の改善に努めることはもちろん,多くのゲームを観察しプレーを分析することでより一層バスケットを研究していきたいと思います。
末筆ではございますが,今大会派遣にあたり推薦していただきました大分県バスケットボール協会ならびに御手洗審判長をはじめ審判委員会の皆様,また大会運営にご尽力いただいた福岡県バスケットボール協会の皆様に心より御礼を申し上げまして,報告といたします。(報告者:福田 彬宏)