審判委員会より当協会の審判員である千原 翔太氏を「第75回全九州高等学校体育大会 バスケットボール競技大会」に派遣を行いましたので、報告致します。
大会名
第75回全九州高等学校体育大会
バスケットボール競技大会
開催地
北海道 札幌市 北海道立総合体育館 北ガスアリーナ46
開催期日
令和4年8月20日(土)~23日(火)
担当ゲーム1(男子予選リーグ)
北斗浜分(北海道1位) vs 中島(北信越2位)
相手審判
CC:林原 潤(千葉県) U1:千原 翔太 U2:遠田 亘(秋田県)
Pre-Game Conference
- ポジションアジャストについて
- メカニクスとフルコートプレスへの対応
- マンツーマンルールの処置と対応
- 対戦チームのスカウティング
Post-Game Conference
奈良県の大野哲広氏より反省をいただいた。
- クルーとしてのコミュニケーションが取れ、処置ミスがなくスムーズな進行ができていた。
- ピンチの使い方を逆サイドの情報を得るために用い、ローテーションへ繋げて行くとさらに良い。
- ドライブに対してのクロスステップは離れる動きが多く、中に踏み込む動きがあると良い。
担当ゲーム2(女子予選リーグ)
桜(東北2位) vs 勝山(四国1位)
相手審判
CC:田中 充(北海道) U1:石本 潤(北海道) U2:千原 翔太(大分県)
Pre-Game Conference
- ポジションアジャストの仕方・アングルの捉え方
- プレスへの対応
- 対戦チームのスカウティング
- メカニクスについての確認
Post-Game Conference
- フルコートの8秒バイオレーションをセンターレフリーとして、吹くことができなかった。ドリブルで進行するケースでフロントコートに両足は入っていたが、ドリブルがなされていないケースであった。時間の管理と判定がリンクしている時に、精度が落ちると感じるので、予測をし安定したレフリンにつなげていきたい。
担当ゲーム3(男子決勝トーナメント 1回戦)
倉敷南(中国1位) vs 寝屋川第八(近畿2位)
相手審判
CC:岩崎 晋也(北海道) U1:秀島 充彦(佐賀県) U2:千原 翔太(大分県)
Pre-Game Conference
- ポジションアジャストの仕方
- チームスカウティング
- メカニクスの確認
- フルコートへの対応
Post-Game Conference
広島県 市川雄介氏より反省をいただいた。
- 大きな処置ミスなどなく、進行がなされており、時間なども意識して管理されており良かった。
- リードの動きにやや迷いがあるように感じたので、動きに改善が必要と感じた。
今大会に参加しての感想など
今回、全国中総体に派遣いただき、昨年度の派遣より余裕を持ち、安定したレフリングが行えたと感じます。審判をするにあたり、県内でも、観客や選手、その他の大勢の人が見て、判定がどのように見えるか。わかりやすく伝えることができるかという自分自身の課題に対する答えが見つかったように思います。ルールブックとう大原則を大切にしながらも、常にメカニクスや判定をメタ認知しながら、試合に臨みたいと思います。
印象に残っている言葉としては、「知っている」状態を作るということです。何かが起きたから判定するのでは、それを知った上でどう判定するのか。私自身、何かと素早く判定を示す傾向があるので、この考えを取り入れたいと思いました。
また、県外の審判と交流することで動きだけでなく、その場でどのようなことに注意しているか、なども交流でき、ゲームでは相手をより意識したレフリングも磨くことができました。
今回、派遣いただき貴重な経験を積ませていただきましたことに、心から御礼申し上げます。